【CLIP STUDIO】漫画用ペン・ブラシ描きくらべ2018 1月
iPadにクリスタで漫画原稿に使えそうなブラシを描きくらべてみた。
PC用のコミックスタジオ、クリップスタジオと実は持っていたのですが、ペンの若干の遅延、感覚的になんとも誤差を感じてまったく作画には使わないままだったのですが、設定で解消すると知ったこと、iPad版が来たことで色々いじってみました。
ささっとかいたお見苦しい試し書きばかりですが、自分の備忘録としても残しておきたくて記事にします。
長くなってますので続きからどうぞ！
ブラシ紹介の前に。設定を変えたら、クリスタのブラシで気になっていた遅延がなくなり描きやすくなった。
デジ絵は長らくPhotoshop派でした。あまりにもCLIP STUDIOのブラシの独特のディレイが気になって、長らくトーンを貼るだけの利用にかぎられていたのですが、ここ設定するだけで感じていた遅延が消えると聞き、設定してみたところ、私が望んでいたのはこれだった！！
気になっていたもたつきが解消しました。
- CLIPSTUDIOの上部メニューから【環境設定】を開く
- 【カーソル】の項目を開き、「反転カーソル表示位置」の設定で「遅延しない」にチェックを入れる
- OKを押し、設定を保存
手ぶれ補正の有無を問わず、カーソルが若干遅延を感じていたのが解消されました（＾ワ＾）
鉛筆ブラシ3種類描きくらべてみました。
【無料】「J鉛筆ver1.00」
個人的に一番好きです。自分のアナログの鉛筆・シャーペンの線に近く、ただかいているだけで楽しいです。
細いブラシサイズ向けで、ブラシサイズを大きくすると鉛筆っぽさが抜けてしまいます。
【無料】「鉛筆R」
かなりカリッとした描き味。エッジがはっきりしています。セシルス公式が配布していて、redjuiceさんのメイキングで使われていたそうです。
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【デフォルト】「デッサン鉛筆」
テクスチャ感が強めにでる鉛筆ブラシだと思いました。傾き検知がデフォルトで設定されているところが魅力的だと思います。
iPadで色々なペイントソフトを入れて遊んでみましたが、一番好きなアナログに近い鉛筆がAdobe Photoshop Sketchのブラシだったので、クリスタでも近いものを探して色々試してみました。好みになると思いますが、「J鉛筆 ver1.00ブラシ」が自分の求めていたタッチに近く、満足しています。
無料なので試してみてはいかでしょうか。
Gペンブラシ3種類を描きくらべてみました。
【無料】「アナログ風Gペン(墨っぽい)」
均一なストロークも引けるくせのないペン。人気のブラシだけあって、使っている人も多いのでは。
筆圧のかけ方で強弱もしっかりつきます。
【デフォルト】「リアルGペン」
こちらもデフォルトです。ザラッとした質感を持ち合わせています。
デフォルトで入っているだけあって、癖がなくて描きやすいですね。
【有料】「間宮ざらつきGペン」
漫画用ブラシ１６種セットから。裏サンデーにて連載中の、「間宮さんといっしょ」作画で使われているブラシとのことです。 筆圧のかけ方で強弱もしっかりつき、アナログ風にできて使いやすいです。
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【無料】「Gラスペン」
ガラスペンとGペンを足して割った描き味の人気のブラシです。
インク溜まりができる所や、筆圧だけでなく速度でもかなりの強弱がつきます。
丸ペンブラシ3種類描きくらべてみました。
【有料】「間宮ざらつき丸ペン」
漫画用ブラシ１６種セットから。裏サンデーにて連載中の、「間宮さんといっしょ」作画で使われているブラシとのことです。 ざらっとした質感のある丸ペンになっています。ブラシサイズを細くして、繊細な描き味が出るかと思います。
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【基本無料】「自作丸ペン」
日生カイさんのモノクロ用の丸ペン。かなり硬めの描き味でした。
繊細で均一な線が引けるペンになっています。
モノクロ二値に最適化されていますので、カラーやグレースケールで使う時は調整が必要です。
上がカラーの時、下が600dpiA5でモノクロ版時です。他と比べてモノクロの方は線が細く感じるかもしれませんが、解像度の影響です。
【有料】「リアル風+R丸ペン」
実際の丸ペンを再現しようと作られたブラシとのことですが
個人的にかなり、アナログの丸ペンに近いと感じました。スルスルかけてとても描きやすいペンです。
筆圧、速度で線に強弱がかなり付きます。
モノクロ二値用と、グレスケ・カラー用の2本のセットです。
600dpiA5でモノクロ版のサンプルを作り直してみました。他のサンプルと比べて線が細く感じるかもしれませんが、解像度の影響です。
ザラザラ・ツヤベタ用など他のブラシ
【デフォルト】「ざらつきペン」
デフォルトで入っているブラシです。インクが滲んだような、アナログのテイストを強く出せます。
入り抜きがはっきりでる印象でした。
【有料】「間宮ざらつき筆圧ペン」
漫画用ブラシ１６種セットから。裏サンデーにて連載中の、「間宮さんといっしょ」作画で使われているブラシとのことです。
アナログの風合いが強く、筆圧・速度によって強弱が付くのでインク溜まりのような表現もでき、描いていて楽しいペンです。
【有料】「アナログ風カスタムペン塩2」
漫画用ブラシ１６種セットから。裏サンデーにて連載中の、「間宮さんといっしょ」作画で使われているブラシとのことです。
アナログの風合いが強く、かりっとしたエッジ。筆圧・速度によって強弱が付くので、一本でざっと仕上げることもできるとのことです。
【無料】「割り箸ペン」
ラフなペンいろいろセットから。
割り箸に墨をつけて描いたような個性的な描き味。強弱をかなり付けたい時、強い効果をあたえたい時におすすめです。このセットには他にも魅力的なペンが入っていてしかも無料！入れて損なしです。
【有料】「シャープベタ」
漫画用ブラシ１６種セットから。裏サンデーにて連載中の、「間宮さんといっしょ」作画で使われているブラシとのことです。
苦手な私でもツヤベタができました。とても使いやすいと思います。
clipstudioで原稿してみたいなと思い、色々下準備にペンを試し書きしてみてのまとめでございました。
自分的に気に入ったものもでてきたので、色々落書きをしながら塗りのブラシだったり、他に気になるブラシを探していきたいです。
またそのうち、更新できればと思います！
